2020年から小学校で、その後は中学校や高校でもプログラミング教育がスタートすることはみなさんご存知だと思います。
それに伴い、2024年から大学入試共通テスト(センター試験)で「情報」科目としてプログラミングが必修になることが検討されています。
それも、その他の英語や数学などと同じように重要科目として配点されるように検討されています。
そんな、大学入試でもプログラミングが重要視されるのか!?それはどういうことなのか!?を紹介したいと思います。
1、どのような議論がされているのか?
プログラミング学習を大学入試項目に入れるかどうかという議論は、2018年に政府が開いた「未来投資戦略2018」という議論の中でされています。
未来投資戦略2018の資料はこちら
この会議自体の副題がー「Society 5.0」「データ駆動型社会」への変革ーとなっていますので、まさにそういう議題を話し合う内容だったようです。
言葉の補足をしておくと「Society 5.0」というのは、これまで人類が歩んできた社会「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」「情報社会」に次ぐ5番目とも言える、これから創り出す新たな社会を目指して、政府が提唱しています。
デジタル革新、イノベーションによって「社会のありよう」を変えようとしています。
そのために、このプログラミングを基本とするデジタル技術をみんなが使えるようにしていこう。学習の項目に取り入れていく必要があるということですね。
実際、日本に限らずプログラミング教育というのは世界中で積極的に取り入れられています。むしろ、日本はまだ遅れていいると言われています。
なのでやはり、プログラミングを学習することは今後、必要となってくると思います。
2、どんな試験になるのか?
それでは実際、プログラミングが入試に組み込まれるとは具体的にどのような形になるのでしょうか?
これは、あくまで予想の範囲でしか議論できませんがいくつか予想してみたいと思います。
まずは、シンプルに何かしらのプログラミングデータを製作することが考えられます。直接的ですからね。
ですが、今でも試験はマークシートで一気に採点してやっと対応出来ていることなどを考えると、ちょっと現実的ではないのかもしれないな?とも思います。
となると、やはりマークシートの形式で、フローチャートの穴埋めをして見たりプログラミングの例題をもとに並べ替えや穴埋めなどを行なったりするのかな?と思います。

ただ、これらも現在の試験の方法を踏襲すれば。ですので、試験の方法自体が変わってくればそれも変わるかもしれません。
ただ、共通して言えるのはプログラミングを製作する基本(知識はもちろん論理的思考など)を理解していなければ対応することは難しいと思います。
3、最後に
まだまだ予想の範囲でしか議論が出来ない内容ではありますが、想定されることを紹介してきました。
ただ、プログラミングに関する知識や経験が今後もっともっと重要になってくることは間違いありません。
このサイトでもいくつかのプログラミング教室などを紹介しています。
実際、教室に通わなくとも家庭で学べる通信教育(オンライン)のようなものもたくさんあります。
ぜひ、前向きに検討してみていいと思います。試験に出るから。という理由だけでなく、プログラミング学習を行うことで身につくことはたくさんあります!