2019年末に合計26兆円規模の経済対策を政府が閣議決定しました。
その内容は、
「災害からの復旧や安全を確保するための対策」・・・約7兆円
「経済の下振れリスクに対する支援策」・・・約7兆3000億円
「東京オリンピック・パラリンピック後の経済活力の維持など未来への投資を目的とした対策」・・・約11兆7000億円
です。
この最後の項目の中に「小中学校にパソコンなどの端末を1人1台配備」というものが含まれています。
では、なぜそんなことを行うのか?いつから行うのか?その影響は?といった部分を調べていってみたいと思います!
1、「1人1台」はいつからスタートする?
最終的な1人1台の環境を整える目標時期は今のところ2023年度とされています。
現在の、公立学校におけるコンピュータ普及率が1台あたり児童5.4人となっていることを考えると、そりゃあそれだけの時間もかかりますよね。
また、具体的な数で言うと1000万台以上のコンピュータが全国で必要になるようです。
これは、国内のコンピュータの年間市場規模と同じくらいらしいです。市場が丸々もう一個出来ると言う。笑
コンピュータのメーカーさんの方の対応も心配になりそうですが、目標は2023年度とされています。
2、「1人1台」で得られるメリットは?
これはそのままプログラミング学習のメリットと重なります。
1台に対して5台しかないような状況では、コンピュータの利便性を感じたりプログラミング思考を身に付けたりするところまで至らないです。
多くの方が感じている通り、コンピュータを最低限の機能だとしても自由自在に使えるかどうかは、得られる情報量、必要な時間に大きく関わってきます。
そういった、コンピュータに馴染むという点だけを取っても非常に効果がありそうです。
3、「1人1台」で発生する問題は?
1番に思いつくのは、学校側の負担ですよね。
一気にコンピュータが増えるのはいいけれど、メンテナンスや様々な日々の管理がとても大変です。
恐らく、外部から管理する業者や人を雇うことになるのでしょうが、金銭的な負担がありますよね。国からの補助があったとしても。
また、先生方の実際の現場での新たな負担も多いと思います。
そう考えると、負担ばかりが増えることをするのはどうなんだ?という意見もたくさんあると思います。
私は学校現場の当事者ではないので勝手なことは言えませんが、それでも「1人1台」は魅力的ですし、絶対的に必要なことだと感じています。
4、最後に
遂に、小中学生に「1人1台」のコンピュータが配備される時代がやってきましたね!
これからは社会に出て過ごしていく中で、使わないで居続けることはほぼ不可能なコンピュータ。
世界の先進国に比べて日本のこの分野での教育は遅れているとも言われています。
私も、小中学生のころはコンピュータを使えるチャンスがあったら出来る限り使っていました。なので、これからのみなさんが、純粋にうらやましいと思います!
様々な改革に取組んでいる時期でもあるので、不便さがたくさん出てくることになると思うのですが、楽しくなっていくと思って前向きに捉えていけたらいいなと思います!